永遠(とわ)の泉
「妻殺しの自白は真実か?〜死の別離を越えてなお生き続ける夫婦の絆を描くサスペンスドラマ」
病気の妻を殺害したと自供した容疑者の国選弁護人になった弁護士が、事件を追いながら自身の過去や家族との関係とも向き合うことになる。
藤原新也原作、金子成人脚本、西谷真一演出。
(あらすじ)
熊本の弁護士、山内(
寺尾聰)は、妻を殺害した容疑で逮捕された倉本(小日向文世)の国選弁護人を引き受けた。
倉本はがんで余命4カ月の妻、芳子(奥貫薫)から動けるうちに思い出の地を歩きたいと懇願されて一緒に阿蘇山に出掛け、その山中で妻を殺したと自供していた。
自供
しかし山内は、その自供に不審を抱く。
山内は倉本夫婦の事件当日の足取りを調べるため阿蘇に出掛けるが、図らずも自分の娘の百合(鈴木杏)、恋人の寺部
(山本耕史)と一緒に山歩きをする羽目になる。
12年前に妻の雅江(田中美佐子)を亡くして以来、関係がしっくりしない山内と百合を気遣った寺部の計らい
だったが、親子の溝は埋まるどころか、さらに深くなってしまう。