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    「引き裂く運命」

    • 2007.01.30 Tuesday
    • 20:24
    「引き裂く運命」

    阪神銀行から高炉建設の融資に関する連絡が来た。何とその結果は、50%の融資のうち10%を減額するというのだ。驚いた鉄平(木村拓哉)は、思わず飛び出しそのまま車のハンドルを握った。向かった先は、阪神銀行頭取室。応対したのは専務の大亀(武田鉄矢)。大亀が静止するのも聞かず頭取室のドアを開けた鉄平であったが、そこに、父・大介(北大路欣也)の姿はなかった。その足で鉄平は大介の家へと向かう。はたして、そこには弟・銀平(山本耕史)の見合いの準備を進める大介と相子(鈴木京香)がいた。

    阪神銀行の役員はみな融資に賛成していたにもかかわらず、減額となったことを今一度考え直してほしいと願い出る鉄平であったが、その話に割って入ったのは相子であった。親子の話に水を差された鉄平は、相子を怒鳴り散らす。険悪なムードがまんえんする万俵家のリビングルームの雰囲気を何とか取り繕ったのは、家に帰ってきた銀平であった。父と争っても無駄だと説き伏せる銀平。諦めた鉄平はひとまずその場を去った。

    翌日、瀟洒(しょうしゃ)なホテルで、銀平の見合いが行われた。見合い相手は大阪重工の社長令嬢、安田万樹子。見つけてきたのは勿論相子だ。家柄、資産、どれをとっても万俵家に嫁ぐにふさわしい女性であった。

    満額融資が受けられず高炉建設の資金が足りなくなった鉄平は、阪神特殊製鋼の経理担当常務錢高(西村雅彦)と共に、東京へと向かった。彼は自分の熱意を伝えれば、高炉建設のための融資に賛同してくれる銀行があるはずだと、自らの足で銀行回りを始めたのだ。ところがその融資も思うように行かなかった。

    そんな折、次期総裁候補との声も高い義父・大川一郎(西田敏行)が鉄平に助け舟を向ける。

    「過去の悲劇と真実」

    • 2007.01.22 Monday
    • 20:20
    >「過去の悲劇と真実」

    ついに鉄平(木村拓哉)は高炉建設という夢に向かって立ち上がったのである。彼は高炉建設が成就するまでは、帝国製鉄による故意の嫌がらせを何とか凌いで行こうと従業員たちを鼓舞していた。

    そして、遂に鉄平は従業員たちにも高炉建設の決定を告げたのだ。拍手と歓声で迎えてくれた従業員たちとは相反して、経理担当常務の錢高(西村雅彦)は溜息をついていた。それもそのはず、実は、メインバンクである阪神銀行からの融資の回答はいまだに届いていなかったのだ。

    高炉建設の決定を聞いて何より喜んだのは、鉄平を慕っている一之瀬(成宮寛貴)だ。彼は、その決定を聞いたその日に、鉄平に妹の二子(相武紗季)と付き合っていることを伝える。
    万俵家という歪んだ家庭環境で育った妹が、地位や名誉に関係なく純粋に人を好きになっているということに鉄平はとても喜んだ。

    一方そのころ、父・大介(北大路欣也)にも激動の波が押し寄せつつあった。大蔵省では大臣永田(津川雅彦)がが金融再編の動きを急速に加速していたのだ。メガバンクが存在しない日本では海外からの大きな金融資本に太刀打ちできないために、12行ある都市銀行を4行か5行に纏め上げようとしていたのだ。

    大介のところに、阪神銀行の大亀専務(武田鉄矢)と芥川東京支店長(小林隆)がその、吸収合併される銀行は関西の銀行ではないかと報告に来ていたのだ。危機を感じた大介は、急遽大蔵省主計局に勤務する娘婿の美馬(仲村トオル)を呼び出し、大同銀行など都市銀行の、大蔵省門外不出の極秘文書をそろえてほしいと頼んでいた。時期を同じくして、鉄平の情熱と才覚を高く評価する、大同銀行の三雲頭取(柳葉敏郎)は、鉄平の阪神特殊製鋼への多額融資を決定していた。

    華麗なる家族なるが故の悲劇か?

    華麗なる一族

    • 2007.01.16 Tuesday
    • 18:40
    華麗なる一族

    時は1960年代後半、大阪万博の成功を呼びかけるポスターなどが数多く貼られている神戸。そんな時代に、万俵鉄平(木村拓哉)は、大いなる希望に満ちていた。鉄平が専務を務める、阪神特殊製鋼は、その名の通り、特殊な性能を持つ鉄を作る会社。しかも、ここの所次々と新しい技術を開発し、さまざまなメーカーからの注文が相次ぐようになっていた。

    その鉄平の父・万俵大介(北大路欣也)は、関西有数の都市銀行のオーナー頭取。万俵家では、毎年正月を、美しい英虞湾を見渡す高台に立つ豪華な、志摩観光ホテルで過ごすことになっていた。

    父・大介を中心に、大介の銀行の本店で貸付課長をしている二男の銀平(山本耕史)、すでに嫁いだ長女の一子(吹石一恵)、その長女の夫で、大蔵省主計局次長・美馬中(仲村トオル)、大学を出たばかりの二女で、現在花嫁修業中の二子(相武紗季)、彼らの母親の寧子(原田美枝子)、鉄平の妻・早苗(長谷川京子)、そしてもうひとり妖艶で聡明そうな女性がひとり。彼女の名は、高須相子(鈴木京香)。相子は、万俵家の子どもたちの家庭教師としてやってきたが、今は、万俵家の発展のためにはなくてはならない存在の女性として、この年末年始の一家の催しにも必ず参加しているのだ。その一族は、鉄平の到着を待っていた。大介が、もう待ちきれないとばかりに痺れを切らしたところに、鉄平がやってきた。一族は、毎年恒例の記念写真を撮影した。

    鉄平が遅れてきたというその重い雰囲気の通り、今年のこの会は、一族穏やかな気持ちでは望んでいなかった。それは金融再編のニュースのため。そんなニュースが押し寄せている時に、長男の鉄平は今後の阪神特殊製鋼の発展、ついては日本経済の発展のために、独自に高炉を作りたい、そのためにメインバンクである、阪神銀行からぜひ追加融資をお願いしたいと父・大介に願い出る。しかし、父・大介は、非情な決断を下す。その一件から、鉄平の人生の歯車が大きく狂い始める。

    久々木村拓哉の主演である。宿命を背負った父親役に大御所・北大路欣也。一族を構成する人々も正に華麗なる豪華配役であり、展開が楽しみである。

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