名探偵、浅見光彦シリーズの第26弾。島根・津和野を舞台に、光彦が難事件に迫る。
内田康夫原作、石原武龍・小沢俊介共同脚本、村上牧人演出。
(あらすじ)
東京都内の霊園で男性の死体が見つかる。
ルポライターの光彦(沢村一樹)の母、雪江(加藤治子)が第一発見者だった。
男性は"山陰の小京都"といわれる津和野の旧家、朱鷺一族の長老。
光彦は、男性が墓の副葬品を取り出そうとしていたのではないかと推測する。
光彦は男性の血縁者を訪ねるが、その後、その血縁者が津和野の池で死体で発見される。
雪江と共に山口・萩と津和野へ向かった光彦は、道中で久美(いしのようこ)と実加代(加藤夏希)母娘と親しくなる。
やがて光彦は、萩で朱鷺家の現当主である慶四郎(村田雄浩)に出会う。
そんな中、津和野の神社で神事の鷺舞(さぎまい)を見学することになった一行は、朱鷺家の先々代の当主、紀江(岡田茉莉子)の刺すような視線を感じる。